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Where it all began...

2015年夏、友人から "The book of learning and forgettingという本が面白いから読んでみなよ〜" と薦められ、軽い気持ちで読んでみたことが全ての始まりでした。

「人はどのように物事を学ぶ(&忘れる)のか」というのが本のテーマで、始めは教育の話だと思って読み始めたのですが、この本との出会いで自分の「在り方」が根幹から揺さぶられました。

この本のメッセージを一言で集約すると ”Identity is the core of it all.”

著者のFrank Smithの分析では人が何かを学ぶ時、その根底にあるのは「自分が共感する集団に属したい!」という願望であり、自分のアイデンティティが全ての学びの根幹にあるそうです。逆にいくら学習しても、その集団への所属意識や、そこに所属したいという願望がなかったら何も学ぶことができず、むしろ「これを学習しても無駄だ」ということを学ぶ、という話でした。

なぜこの本が私に大きなインパクトを与えたかというと、この20数年もの間、あえて見ないようにしてきた自分のアイデンティティと向き合う羽目になったから

この本の一節「自分が属したいと願ってもその集団に受け入れてもらえない場合、他の集団を探すのが普通」という部分を読んで、何だか心に引っかかるものがありました。というのも、自分は12歳でアメリカから日本に帰国してからの20年ほど、日本社会に完全には受け入れてもらえていないけど適応するために結構頑張ってきたよなぁ・・・と感じたからです。

このモヤモヤした想いを更に掘り下げてみたら、今でも完全に「日本人」になりきれていない気がするし、だからこそ日本に馴染めるように頑張り続けなくちゃいけない、常にそんな想いを抱きながら生活している自分に初めて気づいたのです。

これは衝撃でした。

「日本に適応しないといけない」という想いにとらわれすぎて、自分自身を生活の様々な面で縛ってきたのかも・・・!と思うと今までの自分の人生って何だったんだろう?とまで思えてしまいます。

しかしこの衝撃を友人に話したところ、更なる衝撃が待ち構えていました。

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