Confessions of a kikokushijo
アメリカから帰国して20年経って、「日本に適応しないといけない」という想いにとらわれすぎていたことに気づいた私。(詳しくはコチラ)この戸惑いを誰かに話さなくては!と、学生時代の友人に勇気を振り絞って話してみました。
友人の反応がどのようなものだったかというと・・・
「だから、前から言ってたじゃん!」というものでした。
え?
目が点になりました。何を前から言われていたのか理解できず、固まる私。
友人の話では、以前からなぜ私が「日本」という場所にこだわるのかが疑問にしか思えず、何度も私に「なぜ日本にこだわるのか?」と問い続けていたそうです。
そう言われると、そうだったかも・・・ 日本に適応しなくてはいけない、日本人にならなくてはいけない、という気持ちがあまりにも頑なだったので、おそらく友人の問い掛けもまったく心に響いていなかったのでしょう。
友人の衝撃的な反応に驚き、他の友人にも同じ話をしてみたところ、どの友人にも同じような反応をされました。
「何故いつもそんなに堅いのか、て思ってた」
「なんで日本を出ようとしないのか疑問だった」
「頑張って日本的に振る舞おうとしてたよね」
「中身は誰よりもアメリカンなのに・・・」
そのような言葉を複数の親しい人達から掛けられ、更に衝撃を受けました。周りの人達には完全に見透かされていて自分だけ裸の王様だったような、何とも言えない気持ちでした。
今までの私の頑張りは一体何だったのか。そして自分のこれまでの人生の選択(進路にしろ、キャリアにしろ)は何だったのか。間違った選択をしたとは全く思わないけれど、もしかすると意固地になりすぎて選択の幅が狭かったのかもしれない、と思えました。
そこで自分の今までの数々の選択を振り返ってみることにしました。